米国のEVベンチャー企業、テスラモーターズは9月24日、米国カリフォルニア州において、新しい急速充電システム、「スーパーチャージャー」を初公開した。
このスーパーチャージャーはテスラの新型EV、『モデルS』の顧客が、外出先で充電するためのネットワークとして開発。現時点では航続距離に難点があるEVに、画期的な解決策を提示する。
スーパーチャージャーの最大の特徴が、ソーラーパワーを利用した充電装置という点。見た目はソーラーパネルを備えたカーポートのようになっており、モデルSを駐車すれば、約30分で充電が完了する。太陽エネルギーのため、充電にかかる料金は無料。
テスラはまず、カリフォルニア州の6か所に、スーパーチャージャーを設置。2013年には、ネバダ州やアリゾナ州など、全米に設置エリアを拡大する計画だ。
テスラモーターズのイーロン・マスクCEOは、「このスーパーチャージャーが、EVを変える。ガソリン車並みの長距離走行を、ノーコストで実現する」と語っている。