気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2012年8月7日付
●自民、不信任・問責案提出へ今夕、解散確約ない限り(読売・1面)
●東電、会議映像を公開原発事故、150時間のみ、音声加工(読売・1面)
●次世代エコカーにCEV補助金制度(読売・6面)
●「プリウス」販売14ヵ月連続首位(読売・8面)
●事故ドライバー負担増へ、自動車保険料、6割アップも(毎日・4面)
●ロンドンにも日産タクシー(毎日・4面)
●新車購入でTポイント、高額商品初、アプラス、割賦契約時(毎日・8面)
●メキシコで自動車用鋼管新日鉄など4社事業展開(産経・11面)
●日航未公開株、京セラなど8社購入、公平性疑問、上場で利益50億円か(東京・6面)
●エコカー基幹部品参入、タイで制御センサー、ミネベア(日経・11面)
●7月輸入車販売日産が首位に、逆輸入車伸びる(日経・11面)
ひとくちコメント
2点を先攻したので、安心して観戦するつもりだったが、後半は試合終了を告げるホイッスルが鳴るまでハラハラ・ドキドキの連続だった。ロンドン五輪のサッカー女子準決勝で日本代表の「なでしこジャパン」がフランスを2-1で破って決勝進出を決めた。決勝戦の相手は準決勝で激戦の末カナダを下したアメリカと9日(日本時間8月10日午前3時45分)に行われる。
さて、気になる順位といえば、日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した7月の車名別新車販売ランキング。6日の1部夕刊の速報に続き、きょうの各紙も順位表とともに報じている。それによると、トヨタ自動車のハイブリッド車(HV)『プリウス』が前年同月比37.9%増の3万3398台で、14カ月連続で首位をキープした。「プリウス販売14ヵ月連続首位」(読売)の見出しなど、朝日、毎日、産経などもプリウスの断トツを取り上げている。
健闘ぶりが際立つのは、4位のホンダの軽自動車『N BOX』。4カ月連続で軽自動車のトップに輝いた。ベスト10で注目されるのは今年5月に新型車が発売されたトヨタの「カローラ」が圏外から9位にランクアップ。カローラといえば、ホンダの『フィット』に抜かれるまで33年間も首位を守り抜いたベストセラーカー。往年の名車がモデルチェンジしたことで再びベスト10に返り咲いたのも興味深い。
それにしても、1位プリウス、2位『アクア』、5位『ミラ』、7位『タント』、8位『ムーヴ』、9位カローラ、10位『ヴィッツ』と、トヨタグループが10位中7車種を占めた。これではエコカー補助金“独り占め”と僻まれても仕方がない。