米国のEVベンチャー企業、テスラモーターズが6月下旬、米国で発売した新型EV、『モデルS』。同車の最新受注状況が判明した。
これは7月25日、テスラモーターズが2012年第2四半期(4‐6月)の決算発表に合わせて明らかにしたもの。同社の発表によると、モデルSの受注は2012年5月以降、急激に伸びており、7月25日の時点で1万1500台を超えたという。
一方、テスラモーターズの2012年第2四半期決算は、売上高が前年同期比54%減の2665万ドル(約21億円)。最終損益は1億0560万ドル(約83億円)の赤字で、前年同期の5890万ドル(約46億円)の赤字から、赤字幅は1.8倍に拡大した。
新型車の開発コストが増したことが主な要因の赤字決算だが、モデルSの受注は好調。テスラモーターズは、「2012年のモデルSの生産計画は5000台」と公表しており、当面はバックオーダーを抱えることになる。