気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2012年7月23日付
●超小型車普及に加速、秋にも公道走行、中小企業も開発、「安全性」最大のハードル(読売・7面)
●クルマ館 二つの顔持つ環境車、トヨタ自動車プリウスPHV(毎日・8面)
●F1ドイツGP 可夢偉4位、自己最高(毎日・20面)
●丹羽大使9月交代、尖閣国有化に矛盾と判断、民間起用の限界露呈(産経・1面)
●金融ニッポン、個人資産に潜在力なお、東京市場盛衰の30年(日経・5面)
●日産「ノート」145万円程度、値ごろ感、前面に(日経・9面)
ひとくちコメント
日産自動車が、先週の「海の日」に横浜港の大さん橋ホールでお披露目した新型グローバルコンパクトカー「ノート」の国内販売価格を145万円程度に決めたという。きょうの日経が報じている。
それによると、対抗車種と想定するトヨタ自動車の小型ハイブリッド車(HV)「アクア」(1.5リットルcc、価格は169万円から)、ホンダの「フィットハイブリッド」(1.3リットルcc、159万円から)に対し値ごろ感を打ち出すそうだ。
新型ノートは新開発のスーパーチャージャーを組み合わせた「ダウンサイジング」と呼ぶ技術を採用し、1.2リットル直噴のエンジンを搭載しながらも、現行のノートの1.5リットルエンジンと同様のパワーを発揮し、約40%燃費性能を向上したという。
日産の子会社「日産九州」で生産する新型ノートは「日産の主力小型車として、世界で年35万台以上を販売する計画」(志賀俊之COO)で、国内では年12万台の目指す。9月に国内販売を開始する予定だが、お披露目した時点では価格などは未発表だった。
世界戦略車では、三菱自動車も8月1日にタイで生産の新型「ミラージュ」を発表する。人気タレントをCMキャラクターに起用するなどして、国内販売の巻き返しを狙う。補助金切れ後も秋の小型車戦争が過熱しそうだ。