フォルクスワーゲングループは8日、4月の世界新車販売(乗用車)の結果を公表した。アウディやセアト、シュコダを含むグループの総販売台数(商用車を除く)は、45万6200台。前年同月比は6.3%増と、2けた増は2か月連続で終止符を打ったものの、引き続き好調を維持している。
フォルクスワーゲンの乗用車部門の1‐4月市場別販売は、最大市場となった中国(香港を含む)が前年同期比13%増の65万3300台。中国を含めたアジア太平洋地域では、13.4%増の72万5100台を売り上げる。
また北米は、前年同期比25.7%増の18万7900台。このうち米国は、北米専用セダンの新型『パサート』の好調により、38%増の13万1900台をセールスした。
目覚ましい伸びを示したのが、ロシア。1‐4月実績は、前年同期比103%増の5万0500台と大躍進だ。欧州(ドイツを除く)は1‐4月、前年同期比4%増の58万9800台。このうち、地元ドイツは4.7%増の20万2400台という結果だ。
フォルクスワーゲン乗用車部門の1‐4月世界新車販売は、前年同期比9.4%増の181万台。フォルクスワーゲングループのクリスチャン・クリングラー販売担当取締役は、「西欧市場では厳しい販売環境にあるが、第2四半期も好調なスタートが切れた」とコメントしている。