ランボルギーニは5日、フォルクスワーゲングループが開催したジュネーブモーターショー12のプレビューイベントにおいて、『アヴェンタドールJ』を初公開した。
アヴェンタドールJは、『アヴェンタドールLP700-4』をベースに開発されたワンオフモデル。その特徴は、ルーフとフロントのウインドスクリーンを廃したスピードスターという点だ。車名の「J」とは、ランボルギーニが1969年、1台のみを生産した実験車、『イオタ』(JOTA)に由来している。
アヴェンタドールJはワンオフモデルだが、そのモノコックはほぼ新設計。ボディサイズは全長4890×全幅2030×全高1110mm。アヴェンタドールLP700-4と全幅は変わらないが、全長は110mm伸び、全高は26mm低められた。全長の増加は、エアロダイナミクス性能を追求したカーボンファイバー製の専用バンパー採用によるものだ。
またシート後部には、2つのセーフティバーを追加。シートには、ランボルギーニの特許技術を応用したカーボンファイバーファブリックが採用される。
エンジンに変更はない。6.5リットルV型12気筒ガソリンエンジンは、最大出力700psを発生。最高速は300km/hオーバーというから、乗員にはヘルメットが必須となるだろう。
なおランボルギーニは、このアヴェンタドールJをジュネーブモーターショー12終了後、1名の顧客に向けて販売することを明らかにしている。