【トヨタ 86 発表】日本のメーカーなのに言葉が違う!

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  • スバルBRZ(東京モーターショー11)
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トヨタが4月6日から販売を開始する小型FRスポーツ『86』。これは既報の通り、富士重工業(スバル)との共同開発である。

トヨタ自動車デザイン本部トヨタデザイン部グループ長の古川高保さんは、任命当初から製品企画本部製品企画の多田チーフエンジニア(86の開発指揮者)とともに、「パッケージから富士重工とはガンガンお互いにやり取りをしながら作り上げました。本当に面白かったですよ」と語る。

その面白かった例として、同じ日本の自動車メーカーなのに言葉が違うことを挙げる。「使っている言葉が、話しているとどうも合わないのです。図面のデータの基準が違うのはわかりますし実際に違っていました。しかし言葉が違うのです。そこで、お互いに使っている言葉で部品名を挙げて、比較して初めて、あ、それはこの部品だったんだと」。

古川さんは、「まるで外国人とやっているようなものでしたけど、面白かったですよ。当然文化が違うので、クルマ作りの話などをたくさんしました。ただ、良いクルマを作ろうという志はもちろん一緒でしたから、力を合わせられたのです」と本当に楽しそうに語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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