BMWは25日、3月にスイスで開催されるジュネーブモーターショー12において、「X6 M50d」を初公開すると発表した。
同車はBMWの高性能車部門、M社が立ち上げた「Mパフォーマンスオートモビルズ」からリリース。これまで『M3』や『M5』など、ガソリンエンジンのハイパフォーマンス車を手がけてきたM社が、ディーゼルエンジンの高性能モデルという新境地に挑む。
X6 M50dは、『X6』がベース。直噴3.0リットル直列6気筒ターボディーゼルエンジンは、欧州仕様のBMW各車でおなじみだ。X6 M50d では、3個のターボチャージャーで過給されており、大容量ターボが1個、小型のターボが2個という構成。これにより、最大出力381ps/4000-4400rpm、最大トルク75.5kgm/2000-3000rpmを獲得する。
駆動方式は4WDの「xドライブ」、トランスミッションは8速AT。X6 M50dは、0-100km/h加速5.3秒、最高速250km/h(リミッター作動)という、ディーゼルエンジンのSUVとしては異例のパフォーマンスを実現している。
X6 M50dは3月、スイスで開催されるジュネーブモーターショー12でワールドプレミアされた後、6月に欧州市場で発売される予定だ。