東京オートサロン12会場に出品されたチューンドカーのベース車として意外に多かったモデルの一つが、昨年トヨタ/レクサスが発売したコンパクトハイブリッド『CT200h』。チューニング大手のブリッツのブースでは、シックなドレスアップとファインチューニングを施した『ブリッツCT200h』が注目を集めていた。
デイライトをオシャレに組み込んだエアロキット「ブリッツエアロデイライトセット」を装着。サスペンションに前5kg/mm、後6kg/mmの強化スプリングと前後32段調整式ダンパーからなる「ダンパーZZ-R」キットを採用して大胆にローダウンした。エンジンはノーマルだが、吸気系に低抵抗エアクリーナー、電子制御スロットルの味付けを変えられる「スロットルコントローラー・フルオートプラス」、BMWのM系列を彷彿とさせるデザインの左右2本ずつ、計4本出しマフラー「ニュルスペックC-Tiクアッドモデル」などでスポーツイメージを演出している。
「エコとスポーツとの両立がチューニングのコンセプト。このクルマは車高を落とすと精悍なイメージがぐっと増すんですね。また、ハイブリッドカーの制御信号を解析中で、チューニング可能な場合は電気駆動部分の制御変更など、もっと踏み込んだセッティングも試してみたいですね」(ブリッツ関係者)