モータースポーツの頂点、F1世界選手権。モビリティランド鈴鹿サーキットは1月17日、2012年日本グランプリの開催概要を発表した。決勝レースは10月7日、15時00分にスタート予定だ。
2012年のF1は全20戦で争われ、参加するのは12チーム24台。DRS(リアウィングの抵抗を減らし、直線速度を向上させるシステム)とKERS(ブレーキング時に放出されるエネルギーを電気的に回収して加速時に使用するシステム)は今年も継続で、迫力ある追い越しシーンが見られるだろう。
注目のドライバーはキミ・ライコネン。07年にフェラーリでワールドチャンピオンを獲得したライコネンが12年、ロータス(旧ロータス・ルノー)よりF1に復帰する。
今シーズンはライコネンを加え、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)の、6人のチャンピオン経験者が参戦し、激しい戦いとなりそう。
ザウバーの小林可夢偉はフル参戦3年目となる。10年の日本GPではヘアピンで5度のオーバーテイクを見せて観衆を沸かせた。11年の日本GPでもオーバーテイクシーンを披露。12年シーズンの成長を期待できる。
「F1は夢のある世界。子どもたちの夢とともに走ることができたら最高ですね」と小林選手はコメントする。「今年は鈴鹿サーキットが、子ども連れで来やすいようにしたと聞きました。鈴鹿には遊園地や温泉やレストランなど家族で楽しめるところがたくさんあります。未来を担う子どもたちが大勢サーキットに来て、僕を応援してくれたら励みになります」。
観戦チケットは料金の見直しを行ない、全エリアに子ども席が設定された。3歳以上共通料金だったグランドスタンドV2席を含む全エリアに、高校・大学生および子ども(3歳〜中学生)料金を設定した。
3日通し観戦券では前日の4日およびファンミーティングが開催される8日も入場可能だ。この5日間有効なモートピアパスポート付きとなり、これまで以上にファミリーでの観戦がお得になった。また7月にオープンするレーシングシアターにもモートピアパスポートで入場できる。
小林可夢偉応援席も発売される。場所は10年にオーバーテイクを見せたヘアピンのI席と、11年にオーバーテイクを見せた第1コーナーも見渡せる2コーナー先のC席。I席は新たに子ども料金が設定された。応援席には専用応援グッズが付く。
チケット販売スケジュールについては、12年も引き続き、発売初日の混雑を緩和するためにエリアごとに分けて発売する。3月3〜4日に開催される「鈴鹿サーキット50周年ファン感謝デー」の会場で先行発売を行なう。
2012 FIA F1世界選手権シリーズ 第15戦
日本グランプリレース
●公認:国際自動車連盟
FIA=Federation Internationale de l'Automobile
●公認:日本自動車連盟
JAF=Japan Automobile Federation
●主催:モビリティランド
オーガナイザー:鈴鹿モータースポーツクラブ(SMSC)
●会場:鈴鹿サーキット国際レーシングコース
1周:5.807km
日程
●10月5日(金):フリー走行
●6日(土):フリー走行、公式予選
●7日(日):決勝。15時00分スタート予定