インドのタタモーターズは5日、『インディゴe-CS VX』の概要を明らかにした。インドで最も低燃費なセダンを標榜する。
同車は、「インディゴe-CS」をベースに誕生。そのハイライトは、新開発の「CR4」と呼ばれる環境エンジンだ。
このエンジンは、1396ccの排気量を備えた直列4気筒コモンレールディーゼル。最大出力は70ps/4000rpm、最大トルクは14.3kgm/1800-3000rpmだ。専用ギアレシオやアイドリングストップの採用、約10kgの軽量化も図られた。さらに、最新のエンジンマネジメントシステムの導入、エンジンフリクションや車体の空気抵抗の低減、低転がり抵抗タイヤの装着なども実施する。
この結果、インド自動車調査協会(ARAI)から25km/リットルの燃費認定を取得。タタモーターズは、「インドで最も低燃費なセダン」と胸を張る。
インディゴe-CS VXの現地価格は、58万0339ルピー(約98万円)から。タタは燃費の良さを武器に、拡販に乗り出す構えだ。