欧州ホンダは2日、13日にドイツで開幕するフランクフルトモーターショー11において、『インサイト』の2012年モデルを初公開すると発表した。
現行インサイトは、2009年1月のデトロイトモーターショーでデビュー。1.3リットル直列4気筒ガソリンエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステム、「IMA」を搭載している。
2012年モデルでは、デビュー以来初となる大がかりな改良を実施。外観は、新デザインのフロントグリルやバンパーが採用され、イメージを一新した。
また、リアエンドでは、テールゲートガーニッシュのデザインを変更。リアスポイラーの設計見直しやリアワイパー用モーターユニットの小型化により、後方視界の改善を図っている。
環境性能もアップ。エンジンやCVTの抵抗低減、エアロダイナミクス性能の向上、エアコンシステムの効率化などにより、燃費を引き上げた。CO2排出量も100g/kmを下回る96g/kmとなり、欧州主要国の優遇税制に適用させた。
足回りは、サスペンションを再チューニング。乗り心地と操縦安定性を向上させた。インテリアに関してホンダは、「クオリティの引き上げを図った」と説明している。