【新聞ウォッチ】新型 カムリ 発表、ソナタ とガチンコ対決

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トヨタ・カムリ新型
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2011年8月25日付

●カダフィ氏拘束に全力、側近寝返り促す(読売・1面)

●トヨタ、新型カムリ発表、5年半ぶり全面改良、米で巻き返し狙う(読売・8面)

●日本国債格下げ、財政再建遅れ厳しい目(読売・8面)

●トラック高速無料終了発表、支援策目立った弊害、東北以外へただ乗り横行(朝日・6面)

●新円高対策効果は不明 介入に限界苦肉の策(朝日・7面)

●トヨタ国内生産1日1万5000台に、2012年3月目標(朝日・8面)

●トヨタ・宮城、太陽光で連携(朝日・8面)

●前原氏が支援要請、小沢元代表、態度明かさず(毎日・1面)

●残業の延長、柔軟化協議、トヨタ労組(東京・6面)

●現代自、品質・サービスに磨き、セダン「ソナタ」でシェア拡大(日経・9面)

●使用済みバンパー、マツダが再利用、新車材料に10%混入(日経・9面)

●ガソリン価格2週連続下落(日経・9面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車が新型『カムリ』を世界に先駆けて米国で発表した。24日の夕刊に続いて、「5年半ぶり全面改良、米で巻き返し狙う」(読売)などと、各紙が取り上げている。米国は10月に、日本市場は9月に発売する予定だが、米乗用車の販売ランキングで昨年まで9年連続で首位に輝いた基幹車種だけに、話題性は十分だ。

このうち、毎日は「現地生産比率を拡大、円高対応、韓国・欧州勢に対抗」との見出しで「今年は東日本大震災の影響で供給が滞ったことに加え、ライバル車の台頭で苦戦しており、新型車投入で巻き返しを目指す」としながらも「ただ、足元では円高が定着して収益を圧迫しつつあり、厳しい戦いを強いられそうだ」と指摘する。

日経はもっと具体的でズバリ「トヨタ、現代自と『米対決』」とライバルを名指しで「米景気の減速懸念が強まるなか、『ソナタ』でシェアを伸ばす韓国・現代自動車などとの競争が激化。新型車はトヨタ復調への試金石となる」などと、伝えている。

その日経によると、自ら試乗を繰り返した豊田章男社長は「100%の自信を持って売り出せる」と強調したそうだ。セールスポイントは超円高に対応するための「地産地消」の拡大。現地調達率のアップで現行モデルより価格を大幅に値下げし、燃費性能も8〜24%改善したほか、シートなどに高級感のある素材を採用したことで厳しい戦いにも自信を持って挑めるというわけだ。まずはお手並みを拝見しよう。

《福田俊之》

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