BMWの新ブランド、「i」が29日に初公開した『i3コンセプト』。事実上、BMWグループの量産EV第1号となるため、その開発には相当の気合いが込められている。
i3コンセプトのボディサイズは、全長3845×全幅2011×全高1537mm、ホイールベース2570mm。日産『リーフ』(全長4445×全幅1770×全高1545mm、ホイールベース2700mm)と比較すると、i3コンセプトは全長が短く、ワイドなフォルムが際立つ。
EVパワートレインは、最大出力170ps、最大トルク25.5kgmのモーターを中心に構成。このモーターは新開発されたもので、『MINI E』用よりも40%も小型軽量設計とした。
また、日産リーフと異なり、モーターはリアアクスルに搭載し、後輪を駆動。このあたりは、FR駆動にこだわるBMWらしい部分だ。なお、乗車定員は4名。トランク容量は200リットル(VDA計測法)を確保している。
動力性能は、0-60km/h加速が3.9秒、0-100km/h加速が7.9秒。最高速はリミッターにより、150km/hに制限される。1回の充電で、最大160kmを走行可能。充電は約6時間で、急速チャージャーを使えば80%の容量を約1時間で充電できる。
i3コンセプトは『i3』のネーミングで、2013年に市販される。