傘下にアウディ、セアト、シュコダなどを擁する欧州最大の自動車メーカー、フォルクスワーゲングループ。同グループが2011年、過去最高の世界販売を目指すことが分かった。
これは11日、同グループを率いるマルティン・ヴィンターコルンCEOが明らかにしたもの。同CEOは「2011年の世界販売は、過去最高の800万台を狙う」と宣言したのだ。
フォルクスワーゲングループの2010年世界販売実績は、714万台。前年比は13.5%増を達成した。2011年上半期(1〜6月)は中国や米国の販売好調により、商用車を含めて400万台のセールスを記録しており、下半期(6〜12月)もこのペースなら、年間800万台も可能との判断だろう。
同社は2018年までに、世界販売台数と収益性でトヨタを抜いて、世界ナンバーワンの自動車メーカーになることを目指している。