全体相場は3日続伸。ギリシャ財政不安の後退から主力株に買いが先行する展開となり、アジア市場の堅調な動きも下支え要因となった。
もっとも、国内には新規の買い材料は見当たらず、外為市場で円相場が強含んだことも懸念材料。上値は限定的で平均株価は前日比18円83銭の小幅高ながら、5月11日以来1か月半ぶりの9800円台乗せとなった。自動車株は高安まちまち。
トヨタ自動車が30円高の3300円と続伸。マツダ、ダイハツや富士重工、日野自動車がしっかり。
一方、ホンダが10円安の3085円、日産自動車が5円安の842円と反落。ホンダはこの日引け後、今年の中国での新車販売台数を従来の73万台から昨年並みの65万台に引き下げたと発表した。いすゞ、スズキもさえない。
三菱自動車は98円で変わらず。