【F1スペインGP】決勝…追い上げても強いベッテル

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F1スペインGP
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  • アロンソ(先頭。F1スペインGP)
  • アロンソ(F1スペインGP)
  • バトン(向かって左)vsアロンソ(F1スペインGP)
  • ザウバー(F1スペインGP)
  • レッドブル(F1スペインGP)

快晴のカタルーニャサーキットで22日、F1スペインGP決勝が行われた。優勝はレッドブルのセバスチャン・ベッテルが奪い、開幕戦から1位、1位、2位、1位、1位と圧倒的な表彰台独占率を見せている。ポイントスタンディングもベッテルは早くも118ポイントまで稼ぎ、77ポイントで2位のハミルトンを41ポイントも引き離す強さだ。

とはいえ、今回のレースは必ずしもベッテル楽勝というわけでもなかった。スタート直後、予選4番手からダッシュしたフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が1コーナーまでに3台を抜き去り、しばしラップリーダーの座を守ることに成功。これには地元スペインの観客が熱狂せずにはいられなかった。

しかし、後続のベッテル、マーク・ウェーバー(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)をアロンソは振り切れない。ピットストップで若干の順位変動が発生するなか、上位4台のなかのベッテルが2回目のピットストップを敢行。新品ソフトタイヤに履き替えたベッテルは驚異的なラップタイムでアロンソとのギャップを縮め、次いでアロンソが2回目のピットストップを終えた後には順位の逆転に成功していた。アロンソはその後、徐々にポジションを落としてしまう。

レース終盤、トップを走るベッテルの背後に迫ったのはハミルトン。ベッテルが66周目にフィニッシュしたとき、その差は0秒6という僅差だった。3位はマクラーレンのジェンソン・バトン、ポールポジションを奪ってスタートしたウェーバーは4位だった。さらに日本の小林可夢偉(ザウバー)は序盤でタイヤバーストに見舞われ最下位に落ちたものの、なんと今回も10位入賞を果たしている。

以下は、ポイントフィニッシュ順のドライバー。1位:ベッテル、2位:ハミルトン、3位:バトン、4位:ウェーバー、5位:アロンソ、6位:ミハエル・シューマッハー(メルセデスGP)、7位:ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)、8位:ニック・ハイドフェルド(ロータス・ルノーGP)、9位:セルジオ・ペレス(ザウバー)、10位:小林可夢偉。

《編集部》

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