三菱総合研究所は、富士スピードウェイにおける国際自動車連盟(FIA)環境認証プログラムの「3つ星」取得を支援したと発表した。
3つ星は「ベストプラクティス(最良の実践)」を示す本認証の最高位となる。
企業活動を推進する上で、サステナビリティへの取り組みは欠かせない重要な要素となっている。これはモータースポーツの分野においても例外ではなく、国際的なレースを開催するためには、国際基準に基づいた継続的な取り組みが求められている。
三菱総研は、サステナビリティに関する豊富な知見や環境認証プログラムの認証取得支援実績を活かして、富士スピードウェイのサステナビリティ推進体制の構築を支援し、FIA環境認証プログラムの最高位となる3つ星取得を2025年9月にバックアップした。
FIAの環境認証プログラムは、FIAが定める17の評価項目に基づき、環境マネジメント体制や持続可能性への取り組みを総合評価するものだ。
富士スピードウェイはサステナビリティ基本方針として、「たくさんの笑顔を咲かせるモビリティ体験とモータースポーツ振興、及び人材育成を実践する場であることを活かして、地球環境や社会課題への対応に取組み、持続可能な未来づくりに貢献」することを掲げている。
その方針のもと、豊かな富士の自然を守るため、使用エネルギーの適正化やグリーンエネルギーの活用拡大、廃棄物の発生抑制とリサイクル促進による温室効果ガス排出量の削減を推進している。
三菱総研は、これらの取り組みを支える体制構築から実践計画の策定、3つ星取得に向けた申請・現地監査対応までを包括的に支援した。
富士スピードウェイと三菱総研は今後も連携し、温暖化対策や資源循環をはじめとした地球に優しい社会の構築に向け、社会課題解決に貢献する。両社は引き続き、サステナブルなモータースポーツイベントの実現とその継続的な改善に取り組んでいく。






