フォルクスワーゲングループは27日、2011年第1四半期(1〜3月)の決算を明らかにした。
同社の発表によると、売上高は375億ユーロ(約4兆5400億円)。前年同期の286億ユーロ(約3兆4600億円)に対して、30.8%の伸びを示した。
また営業利益は、29億ユーロ(約3510億円)。前年同期の8億ユーロ(約970億円)に対して、3.6倍もの増益を達成した。
第1四半期の世界新車販売台数(アウディ、セアト、シュコダなどを含む)は約200万台。四半期としては初めて200万台を超えるとともに、前年同期比は19.3%増と好調だ。
このうち、フォルクスワーゲンの乗用車部門は110万台で、前年同期比22.2%増。『ポロ』、『ティグアン』、『トゥアレグ』、『ジェッタ』、『パサート』、『シャラン』などが、販売増に貢献した。
同社のマルティン・ヴィンターコルン会長は、「第1四半期の結果は、フォルクスワーゲングループの力強さを示すものだ」とコメントしている。