フォルクスワーゲングループに属し、スペインに本拠を置くセアトは、3月1日に開幕したジュネーブモーターショーにおいて、コンセプトカーの『IBX』を初公開した。
IBXは、アクティブなライフスタイルに似合うスタイリッシュで機能的な小型クロスオーバー。ボディサイズは、全長4260×全幅1800×全高1620mm。フォルクスワーゲン『ティグアン』(全長4430×全幅1810×全高1690mm)と、ほぼ同サイズだ。
ボディは3ドアで、リアピラーの処理が特徴的。セアトによると、SUVとスポーツクーペのキャラクターを併せ持つクロスオーバーを狙ったという。
パワートレインはハイブリッド。その詳細は公表されていないが、エンジンはガソリンターボの「TSI」、またはディーゼルターボの「TDI」。モーターのパワーは前輪に伝えれ、最大45kmのゼロエミッション走行を可能にする。
IBXは現時点ではコンセプトカーだが、セアトは近い将来の市販を検討中。同社のジェームズ・マイヤー社長は、「IBXはセアトブランドの価値をストレートに表現したコンセプトカー。若々しいデザインに高い環境性能も備えている」と自信をのぞかせている。