出光興産は、子会社であるアポロリテイリングが普及が急速に進んでいる「電動スクーター」の販売に参入すると発表した。4月から出光系列サービスステーション(SS)で電動スクーターの販売・サービスを開始する。
電動スクーターは、モーターと蓄電池を調達すれば比較的簡単に製造できるため、大手メーカーに加え、多数のベンチャー企業が市場に参入している。電動スクーターの取扱いでも市場拡大を見越してバイク専業店以外に家電量販店なども新規参入しており、取り扱い店が拡大してる。
同社は、二輪車の電動化の普及に対応するため、全国に展開するSSネットワークの優位性を活かして、電動スクーターの販売とメンテナンス事業を展開する。
2011年度は、電動二輪メーカーのプロスタッフ、部品やオプション商品の受注、配送を担うエンパイヤ自動車と提携し、4月から約20か所の系列SSで電動スクーターの先行販売を開始し、その後、参入を希望するSSに拡大する。
また、個人ユーザー向けに加え、営業車としての利用が見込まれる法人需要についてもリース販売の可能性について、リース会社と検討を進めていく。