日産『リーフ』とGMのシボレー『ボルト』。ともに2010年末に米国市場へ投入されたということもあり、何かと比較されがちな両車だが、このほど丸1か月間の販売実績が初めて出揃った。
両社の発表によると、1月の米国新車販売台数は、リーフが87台、ボルトが321台。また2010年12月には、それぞれ19台、326台を登録しているので、累計セールスはリーフが106台、ボルトが647台となった。
この結果をどう見るべきか。ボルトは米国内の一部エリアでしか販売されておらず、全米でのリリースは年内。また、リーフもフル生産体制には移行しておらず、米国だけで2万台を超える受注は捌ききれていない。
ボルトは2012年の生産計画台数を6万台から12万台に引き上げる、というCEOの発言が報じられた。一方リーフについては、2011年に5万台、2012年後半には米国スマーナ工場、英国サンダーランド工場での生産を開始するとしており、これによりそれぞれ15万台と5万台の生産能力を有することになる。2012年以降が本格的な決戦時期となりそうだ。
現時点で両車の販売台数の甲乙を判断するのは早計だが、初動台数ではボルトがひとまずリードを取った形となった。