アウディは1月31日、今年のルマン24時間耐久レースに参戦する「R18」のシェイクダウンテストを、無事終えたと発表した。
R18は、昨年のルマンを制した「R15」の後継マシン。大きく進化したのはそのボディで、R15のオープンスタイルから、ライバルのプジョーと同じクーペボディに変更された。
R18もR15同様、ターボディーゼルの「TDI」エンジンを搭載。ただし、新レギュレーション導入に伴い、R15の5.5リットルV型10気筒から、R18では3.7リットルV型6気筒へ、ダウンサイジングされている。
アウディはニューマシン、R18の初テストを、米国フロリダ州セブリングで実施。2台のR18と1台のR15が用意され、アウディのファクトリードライバー9名が、その感触を確かめた。
同社のモータースポーツ活動を統括するウォルフガング・ウルリッヒ代表は、「R18の仕上がりは順調」と語り、6月のルマン本戦に照準を合わせている。