日産自動車は、17日に開幕したロサンゼルスモーターショーにおいて、コンセプトカーの『エリュール』(ELLURE)を初公開した。
エリュールは、「4ドアセダンのデザインに革命を起こす」がテーマ。コンベンショナルな4ドアセダンのデザインを打ち破るべく、大胆な次世代セダン像を提示する。
エアロダイナミクス性能を徹底追求した結果生まれたフォルムは、非常にダイナミックな印象。ウインドスクリーンは強く寝かされ、クーペのような雰囲気を醸し出す。
ユニークなのは、リアエンドのデザインで、日本伝統の鳥居がモチーフに取り入れられた。サイドドアは90度の角度で大きく開き、後部ドアは逆ヒンジの「観音開き」方式として、乗降性を高めている。
パワートレインは、2.5リットル直列4気筒ガソリンで、スーパーチャージャーで過給。さらに、最大出力34psを発生するモーターを組み合わせたハイブリッドだ。
日産のデザインを統括する中村史郎常務執行役員チーフクリエイティブオフィサーは、「エリュールがこのまま市販されることはないが、将来の日産セダンのデザインの方向性を示唆するモデル」と語っている。