スバルは、17日に開幕したロサンゼルスモーターショーにおいて、『インプレッサ・デザインコンセプト』を初公開した。
同車は、次期『インプレッサ』を示唆したデザインスタディ。スバルの新しい世界統一ブランドステートメント、「Confidence in Motion」を表現した最初のモデルとなる。
そのデザインは、スポーティで躍動感のある4ドアクーペフォルム。フロントマスクには、水平基調のグリルや鷹の目のようなヘッドライトが与えられ、ひと目でスバル車と分かるアイデンティティを持たせた。
特徴的なのは、大きく張り出したフェンダーアーチ。スバル独自のシンメトリカルAWDの存在をアピールしている。このフェンダーデザインは、現行『レガシィ』から採用されているものだ。
サイドビューは、ドアミラーやドアハンドルのないスマートさが目を引く。Aピラーの上部には、スバルの安全運転支援システム、「アイサイト」のカメラが装備された。
エアロダイナミクス性能は徹底した風洞実験で磨かれ、リアバンパーのディフューザーやトランクリッド一体のスポイラーをはじめ、車両四隅のエッジを滑らかに処理するなどして、空力性能を高めている。
室内はインパネからドアトリム、アームレストにかけて、スムーズなラインで結ばれた。シートはレザー仕上げで、ダークブルーのパイピングが添えられる。インパネ中央には、各種情報を表示する大型ディスプレイを配置。ステアリングホイールは、「Dシェイプ」とした。
メカニズムに関しては、すでにスバルが発表している次世代ボクサーユニット、2.0リットル水平対向4気筒(自然吸気)に、「リネアトロニック」CVTの組み合わせ。2.5リットルも用意されるという。