【日産 セレナ 新型発表】室内を明るく見せるスペースカプセル

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日産『セレナ』が4代目に進化した。デザインを担当したグローバルデザイン本部プロダクトデザイン部の山本年さんは、出来るだけ室内を明るく見せるよう工夫を凝らしたという。

その室内の明るさや視界の良さを的確に表現しているのが今回のデザインキーワード、“スペースカプセル”だ。「要するに室内をガラスなどで包み込んだカプセルのようなイメージ。実際に乗ってみるとガラス面積が広くなったと思います」という。3代目セレナもガラス面積は広かったが今回はさらに出来るだけ広くしようとしたのだ。

具体例として、「フロントウインドウもAピラーの下を前に出して寝かせて、天井側も後ろに下げることで、ガラス面積を広く見せ、視界の良さを重点的にやりました」。その視界の広さは三角窓も非常に大きくしていることにも表れている。「斜め前方の見切りの良さにも気を使ったのです」。

また、室内を明るく開放的に見せるもうひとつの工夫は、サードシートの跳ね上げにある。従来だとサードシートを跳ね上げるとリアクオーターウインドウが隠れてしまっていた。「今回は、着座位置は変えずに、跳ね上げる支点を下げ、かつダブルリンクを使うことでより低い位置に跳ね上げるようにしました」(山本氏)。そうすることで、リアクオーターウインドウの視界を確保しているのだ。

「ガラスはスカッと抜けて、それだけでもガラスのカプセルに包まれているイメージを感じて頂けると思います」と仕上がりに満足の様子だ。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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