米ラスベガスで2日に開幕したSEMAショーで、ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント(HPD)は、『CR-Z』をベースにしたレース仕様の『CR-Zレーサー』とストリート仕様の『CR-ZハイブリッドR』を発表した。
CR-Zレーサーはサーキット走行を前提としたレース仕様で、ターボチャージャーを組み込んだハイブリッドシステムの出力は200hp。リミテッドスリップデフが追加され、冷却効果を高めたブレーキには大型キャリパーとレース用パッド。レーシングサスペンションと17インチホイールとレーシングタイヤで足元をかためている。インテリアパーツのほとんどを取り外された室内にはロールケージとレーシングバケットシート。
CR-Zレーサーは12月にカリフォルニア州サンダーヒルで行われる25時間耐久レースに2台の出場が予定されている。
一方のCR-ZハイブリッドRには、米国ホンダR&DとHPDが共同でデザインしたボディキットと大径アルミホイールが装着され、エンジンとサスペンションはCR-Zレーサーに準じたチューニングが施されるとのこと。現時点ではCR-Z Rコンセプトの市販化予定は無いとのことだが、反響次第ではCR-Zのホットバージョンとして導入される可能性も?