トヨタ自動車が、2012年の発売を目指して開発を進めている小型FRスポーツ、『FT-86』。米国では若者向けの「サイオン」ブランドから発売される可能性が出てきた。
米国のメディア、『ウォールストリートジャーナル』によると、トヨタは6日、米国ラスベガスで販売店関係者を集めたミーティングを開催。その席で、FT-86がサイオンブランドから発売されることが公表されたという。
サイオンはトヨタが2003年、北米で立ち上げた若者向けブランド。現在、『xB』(日本名:トヨタ『カローラルミオン』)、『xD』(日本名:トヨタ『イスト』)、北米専用クーペの『tC』をラインナップ。トヨタ『iQ』も米国ではサイオンiQとして発売されることが決定している。
また、同メディアはFT-86の米国価格に関して、当初見込みよりも5000ドル(約40万円)高い2万5000ドル(約205万円)からになると報道。これが事実なら、FT-86はサイオンブランドとしては、異例の高価格モデルとなる。
さらに同メディアによると、トヨタはラスベガスでのミーティングで、2013年までに米国販売を現在の30%増の200万台へ引き上げると宣言。『プリウス』のミニバンなど、新型車を積極的に投入していく方針を示したという。