『フィットハイブリッド』とマイナーチェンジした新型『フィット』は、8日までの先行受注がそれぞれ1万台と4000台になったという。近藤広一副社長は「ハイブリッド車(HV)の受注は想定以上であり、お客様からいい反応をいただいている」と手ごたえを表明した。
HVを含むフィットシリーズの販売目標は月間1万4000台。このうち、「HVは4割程度を見込んでいる」(小林浩取締役)ものの、事前受注では、注目度の高いHVが大半を占めた。
近藤社長は「フィットはもともと高い評価をいただいている車であり、本来の良さを犠牲にすることなくHVに仕上げた」と、商品力に自信を示す。
もっとも、HV専用車の『インサイト』は出足は良かったものの、ライバルであるトヨタの『プリウス』に大差をつけられる展開となった。今回は、同社の屋台骨のモデルだけに失速は許されないという覚悟で臨んでいる。