ダイムラーの子会社、MBテック(メルセデスベンツ・テクノロジー)は、ドイツで開幕したハノーバーモーターショーにおいて、ハイブリッド・ピックアップトラックのコンセプトカー、『リポーター』を初公開した。サイドから見ると、三角形ボディが特徴のリポーターは、ハイブリッドパワートレインを搭載する4WD車。ガソリンと天然ガスの両燃料に対応した1.2リットル直列4気筒エンジン(101ps)は、前輪を駆動。最大出力95psを発生するモーターが、後輪を駆動する。リポーターは、3つの走行モードを導入。燃費優先の「エコ」はモーター単独で最大55kmを走行し、「4レンジ」では長距離クルージングを想定したモードとなる。「4ダイナミック」では、エンジンとモーターのパワーをフルに引き出す設定だ。ルーフには、ソーラーパネルを装備。バッテリーを充電するとともに、車内のアクセサリー電源をまかなう。動力性能は、最高速が130km/h、最大航続距離は300kmを確保している。リポーターは、あくまでデザインスタディモデル。しかし、ハイブリッドパワートレインは、市販車に反映される可能性がありそうだ。
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