フォードモーターが、車種ラインナップの大幅整理を計画していることが判明した。
これは27日、同社のアラン・ムラリーCEOが、英国ロンドンで行った講演で明らかにしたもの。同CEOは、「将来的にフォードの車種ラインナップは、20車種程度に絞り込むのが望ましい」と述べた。
ムラリーCEOがフォードのトップとなった2006年当時、フォードは97車種を擁していた。しかし、その後、同CEOはブランド売却などのリストラを積極的に推進。最近では、米国向けブランド、マーキュリーの廃止を決定している。
車種ラインナップ縮小の目的は、コスト削減だ。車台を減らすことで、効率的な新車開発を進める狙いがある。ムラリーCEOは講演で、「エンジニアリングの質を高めることにも集中できる」と語っている。