ルノーはドイツで開幕した欧州最大規模の商用車ショー、ハノーバーモーターショーにおいて、『カングーエクスプレスZ.E.』を一般向けに初公開するとともに、その価格を公表した。同車は、欧州で販売中のLCV(ライト・コマーシャル・ビークル)、『カングーエクスプレス』をベースに開発したルノーの商用EV第1弾。モーターは最大出力60ps、最大トルク23kgmを発生し、2次電池は蓄電容量22kWhのリチウムイオンバッテリーだ。動力性能は、最高速130km/h(リミッター作動)、最大航続距離160km。充電は220Vソケット(16A)で、 6 - 8時間となる。ルノーは今回、同車の価格を明らかにした。税別で2万ユーロ(約227万円)からだが、フランスなど欧州主要国では、EV購入者に対して、最大5000ユーロ(約57万円)の優遇税制措置が適用されるため、実質価格は1万5000ユーロ(約170万円)まで下がる。ルノーは、「1回の充電にかかる電気代は、1〜2ユーロ(約113〜126円)程度」と説明。車両価格とともに、EVの維持費の安さをアピールしている。
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