プジョーは23日、欧州仕様の『3008』に「ハイブリッド4」を設定した。量産車としては、世界初のディーゼルハイブリッド車となる。
ハイブリッド4は、プジョーが提案する4WDのハイブリッドシステム。フロントの2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル「HDi FAP」エンジンは、最大出力163psを発生。リアに置かれるモーターは、最大出力37psだ。
エンジンとモーターを合わせた最大トルクは、51kgmと非常に強力。6速シーケンシャルトランスミッションとの組み合わせで、0-100km/h加速は8.8秒、最高速は209km/hの実力だ。それでいて、欧州複合モード燃費は26.34km/リットル、CO2排出量は99g/km。最大で35%、環境性能を引き上げた。
ドライバーは、センターコンソールのセレクターで、4つの走行モードが選択可能。「オート」「ゼロエミッション」「4WD」「スポーツ」の4モードが、走行状況に応じて切り替えられる。
3008ハイブリッド4はフランスで生産され、2011年春、欧州市場へ投入。現地で根強いディーゼル人気に対応する。