クライスラーグループは1日、6月の米国新車セールスの結果をまとめた。総販売台数は9万2482台で、前年同月比は35%の大幅増。3か月連続のプラスを維持した。
6月販売の結果をブランド別で見ると、「クライスラー」が前年同月比30%増の1万7893台、「ジープ」が25%増の2万0731台、「ダッジ」が67%増の3万6996台、「ラム」が7%増の1万6862台。4ブランドともに、伸びている。
クライスラーブランドでは、ミニバンの『タウン&カントリー』(日本名:『グランドボイジャー』)が、前年同月比34%増の9595台を販売。セダン&コンバーチブルの『セブリング』も、127%増の3978台と躍進した。
ジープブランドでは、『ラングラー』が前年同月比86%増の8923台とジャンプアップ。『パトリオット』が19%増の3299台、『コンパス』が30%増の1259台と、販売実績を伸ばした。
ダッジブランドでは、ミニバンの『キャラバン』が前年同月比49%増の8658台を販売。『チャージャー』が144%増の8508台、『アベンジャー』が177%増の6400台、『キャリバー』が34%増の4728台となるなど、主力モデルが好調だった。
ラムブランドでは、大型ピックアップトラックの『ラム』が、前年同月比10%増の1万5864台と支持を集める。
クライスラーグループのフレッド・ディアス販売担当取締役は、「35%もの伸び率は販売回復の証。新型『グランドチェロキー』投入など、今年後半の販売にも期待できる」と、コメントしている