今回は公道試乗だったため、追突軽減の自動ブレーキは試すことはできなかったが、先に挙げた車間警報システムや斜め後方の視覚からの接近車を知らせる「BLIS(Blind Spot Information System)」、そしてレーン逸脱警告などはドライバーの不注意による事故の危険性を低減するシステムとして評価できる。ただし、BLISは停車時にアラートが鳴ることが時々あり、レーン逸脱警告も高速のカーブなどにある二重の車線を少し踏んだだけでもけたたましく鳴ってしまうなど、若干過敏な印象。日本での込み入った道路事情に適正化するためにも検出精度向上の余地はありそうだ。