【東京スペシャルインポートカーショー10】ソニックデザインとメルセデスのコラボ仕様

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CLS 63AMG サウンドスウィート(手前)とCL550 サウンドスウィート
  • CLS 63AMG サウンドスウィート(手前)とCL550 サウンドスウィート
  • CLS 63AMG サウンドスウィート
  • テールゲートにサウンドスウィートのエンブレムがあしらわれる
  • エンジンシリンダーではない。アルミダイキャスト製のエンクロージャーだ
  • 手間にスピーカーやエンクロージャーなどの構成パーツが置かれる
  • フロントドアに52mmのフルレンジドライバーモジュールが2連装される
  • リアドアは締まった低音を響かせるアディショナルウーファーが
  • CLS 63AMG サウンドスウィートのインテリア。

ハイエンドカーオーディオメーカーのソニックデザインは、5月27日に発表されたばかりのメルセデスベンツ『CLSサウンドスウィート(Sound Suite)』を東京スペシャルインポートカーショーで初公開した。また、同社のシステムを手がけるプロショップのデモカーも各種展示され、オーディオ関心層に訴求した。

展示の目玉であるCLSサウンドスウィートは、2009年末に登場した『CLサウンドスウィート』に続く、コラボ仕様車の第2弾。一般に公開するのは今回のイベントが初めてとなる。

メルセデスベンツ日本の商品企画・コンプライアンス部の柳沢慎太郎氏は、「前回企画したCLは最高級スペシャルティクーペとして“音響装置”の魅力をいかに高めるか、がテーマだった。今回のCLSも4ドアながらスペシャルティ性の高いモデルなので、企画の狙いとしてCLの延長線上にあるが、より身近なキャラクターとしてCLS350グランドエディション/550/63 AMGのラインナップを用意して、選択の幅を広げた」と述べる。

ソニックデザイン代表取締役社長の佐藤敬守氏は、「CL、そして今回のCLSと、モデルの性格に合わせた音質チューニングをおこなっている。CLSはよりお客様の層が広いことを考慮して、エレガントさ、ラグジュアリーさを意識した音づくりをしている」と説明する。

フロントドアに52mmのフルレンジドライバーモジュール「The Suite Unison-Array」、リアドアにはアディショナルウーファー「The Suite Extend-Woofer」が装着され、後部座席後ろのシェルフ部には特別仕様のデジタルプロセッサーアンプが搭載されている。インテリアの見た目は純正とほとんど区別が付かず、それぞれのスピーカーのグリル部とアンプのカバーに地小さく“Sonic Design”ロゴが、テールゲートに“Sound Suite”のゴールドエンブレムが控えめな配置される程度だ。

CLおよびCLSという2車種のサウンドスウィートは、日本国内限定の特別仕様車。いずれもナンバー取得後の架装ではなく、サウンドシステムを装着した状態での販売となる。インポートブランドが日本国内のオーディオメーカーとコラボレーションをおこなうのは異例とも言える。

柳沢氏は「モデルのブランドバリューをいかに高めるか、という視点でマーケティング施策を考えていたなかで、当社の商品担当の目がソニックデザイン社のオーディオシステムにとまったのがきっかけ。音質の追求のみならず、純正のインテリアデザインを限りなく保つ姿勢にも好感が持てた。また安全性・耐久性の面でも当社の信頼性基準を満たしていたことも、大きな理由のひとつ」と語る。

CLSの限定台数は10台。ゴールドのエンブレムがリアゲートにあしらわれた希少なCLSは、オーディオファン垂涎の的になりそうだ。

《北島友和》

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