【新聞ウォッチ】ダイハツ箕浦社長「好業績で創業100周年を迎えられた」

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箕浦現社長
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2010年4月28日付

●小沢氏起訴相当、検察審議決議、再捜査へ(読売・1面)

●中国クルマ事情、販売合戦都市から農村へ(読売・8面)

●日本人の幸せ6.5点、欧州平均より低く(朝日・4面)

●三菱自動車が2期ぶり黒字(朝日・12面)

●次世代車、政府目標達成厳しい、青木哲・日本自動車工業会会長(毎日・7面)

●ソフトバンク営業利益で業界2位に、貧欲に、果てぬ孫氏の野望(産経・11面)

●外部充電車実験、トヨタ、仏で開始(東京・8面)

●東レ、ダイムラーと開発、自動車用炭素繊維、軽量・高強度ベンツ車体部材に(日経・1面)

●フォード、最終益1960億円、1 - 3月、北米販売6割増が寄与(日経・7面)

●マツダ、三菱自、ダイハツ自動車3社、経常増益に、今期見通し、新興国伸びる(日経・9面)

●トヨタ社長、米運輸長官と会談へ、来月上旬、リコール巡り意見交換(日経・11面)

●三菱自、仏プジョーにSUV(日経・11面)

●日野自の今期最終黒字110億円(日経・17面)

●川重、最終黒字200億円、今期(日経・17面)

ひとくちコメント

「幸せだなァ、僕は君といるときが一番幸せなんだ」と歌ったのは加山雄三さんだが、内閣府が実施した国民生活選好度調査によると、日本人が自分を幸福だと思う度合いは、10段階評価で平均6.5点だったという。

欧州連合(EU)が2008年に行った同じような調査結果と比較すると、最高点のデンマーク(8.4)には遠く及ばず、英国(7.4)、ドイツ(7.2)、フランス(7.1)よりも低かったそうだ。EUの平均値は6.9点だったことから、きょうの各紙も「欧州平均より低く」(朝日)などの見出しが目立つ。

幸せの度合いをデータ化するのも大胆な試みだが、男女別にみると、7点以上を付けた人の割合は女性が59%に対し、男性では48%。年齢別では30歳代が61%と最多だったが70歳代は44%と低い。幸福に影響する要素としては、健康が69.7%、家族が66.4%、所得が65.4%と、この3項目の回答が多かったという。

さて、経営者にとっての幸福度とは何だろうか。この6月末で退任するダイハツ工業の箕浦輝幸社長は、在任中、最も印象に残ったことについて「好業績で創業100周年を迎えられたこと」と答えた。前期の業績は減収は続くものの3期ぶりに最終益が増益となり、一応、花道を飾ることができたようだ。

GWを挟んで2010年3月期決算の発表がピークを迎える。浮かぶ会社、沈む会社と業績はいろいろだが、経営トップの幸福度にも注目したい。

《福田俊之》

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