【ジュネーブモーターショー10】BMW 5シリーズ のHVコンセプト…初の直6ハイブリッド

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BMW 5シリーズ アクティブハイブリッド
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BMWは26日、『コンセプト 5シリーズ アクティブハイブリッド』の概要を明らかにした。新型『5シリーズセダン』のハイブリッドバージョンを示唆するコンセプトカーで、3月2日に開幕するジュネーブモーターショーで正式発表される。

すでにBMWは、『X6』がベースの『アクティブハイブリッドX6』、『7シリーズ』がベースの『アクティブハイブリッド7』を発売。いずれも4.4リットルV型8気筒エンジンにモーターの組み合わせだ。今回のコンセプト5シリーズアクティブハイブリッドは、BMWとしては初めて、直列6気筒エンジンが基本のハイブリッドシステムを搭載している。

エンジンは、「535i」グレード用のN55型直噴3.0リットル直列6気筒シングルターボ(ツインスクロールタイプ)。スペックは公表されていないが、535iの場合、高精度ダイレクトインジェクションとバルブトロニックの組み合わせにより、306psの最大出力と40.8kgmの最大トルクを発揮する。

トランスミッションは8速AT。コンパクトなモーターはエンジンとトランスミッションの間に置かれ、最大出力54psを引き出し、エンジンとのトータル出力は360ps程度となる。モーターは発進時に素早く最大トルクを発生するモードと、中間加速をサポートするモードの2モードを備える。

2次電池は、リア部分にレイアウト。コンセプト5シリーズアクティブハイブリッドは、モーター単独、エンジン単独、エンジン+モーターの3種類の走行モードを持つ。アイドリングストップや回生ブレーキも装備された。

BMWの哲学、「エフィシエントダイナミクス」(より少ないエネルギーで、より高い性能を)を徹底。BMWによると、535iグレードと比較して、燃費とCO2排出量は10%以上の改善を達成しているという。

コンセプト5シリーズアクティブハイブリッドは、現時点ではコンセプトカーだが、X6と7シリーズのハイブリッドが市販されていることを考えると、近い将来、市場投入は確実。直6エンジンとの組み合わせであることから、『3シリーズ』などへの拡大展開も予測される。

《森脇稔》

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