[動画]フェラーリ 599XX、マッサも感激

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599XX(動画スクリーンショット)
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フェラーリは1月31日、「599XX」のシェイクダウンテストを、スペイン・バレンシアサーキットで実施した。動画共有サイトでは、F1ドライバーのフェリペ・マッサ選手が599XXをテストする映像が公開されている。

599XXは昨年3月のジュネーブモーターショーで初公開。『599GTBフィオラノ』(日本名:『599』)をベースにしたレース専用車で、『エンツォ』をレース向けに仕立てた『FXX』の後継車に当たる。

599XXもFXXと同様、フェラーリの新車開発プログラムの一端を担う。わずか30台が生産され、ワンメークレースという形を取りながら、そのノウハウが将来、フェラーリが発売するニューモデルに生かされる。選ばれた顧客だけが参加できる特別なプログラムだ。

エンジンは、599の6.0リットルV型12気筒がベース。専用クランクシャフトやカーボン製インテークなどを採用し、吸排気系を効率アップ。最大出力は700ps/9000rpm、最大トルクは66.3kgm/6500rpmと、80ps、4.3kgmのパワーアップを果たした。トランスミッションは6速2ペダルMTの「F1マチック」で、変速時間は0.06秒に短縮されている。

ボディは軽量化とエアロダイナミクスを徹底追求。アンダーフロアの空気を吸い出してダウンフォースを高める「アクティブフローシステム」など、数々の専用装備が採用される。足回りには、第2世代のカーボンセラミックブレーキやレーシングスリックタイヤを装備。イタリア本社テストコースでのラップタイムは、FXXを凌ぐ実力だ。

フェラーリは1月31日、選ばれた顧客をスペイン・バレンシアサーキットに招待し、599XXのシェイクダウンテストを実施。翌日からのF1テストを控えたフェリペ・マッサ選手も特別参加した。メンテナンス料や各サーキットへの輸送費を含めると、1台110万ユーロ(約1億3500万円)と伝えられる599XX。マッサ選手のテストシーンは、動画共有サイトで見ることができる。

《森脇稔》

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