フロアマット問題…トヨタが自主改善措置を実施

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ES350
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トヨタ自動車は、米国でフロアマットがアクセルペダルに引っ掛かったまま解除できなくなり死亡事故が発生した問題で、米連邦高速道路交通安全局(NHTSA)と協議した結果、米国の対象8モデルに対する自主改善措置を実施することにすると米国トヨタ自動車販売が発表した。

米国で、『レクサス』純正の全天候型フロアマットが、車両に固定せずに使用した場合、マットが前方に移動し、アクセルペダルが全開付近で引っ掛かったまま解除できなくなったことが原因と見られる死亡事故が発生、これが大きく報じられトヨタとNHTSAは、不具合の有無や対策について協議を続けてきた。

この結果、リコールにはしないものの、自主改善措置としてフロアマットを改良品と交換するとともに、誤って改良前のフロアマットが使用されることも想定、米国で対象車両のアクセルペダル形状の変更、一部車両のフロア面の形状変更など、車両側の改修を行うことを決定した。

米国以外で販売しているトヨタ純正フロアマットについては、マットが前方に移動するだけでは、同様の事象にならないことを確認しているものの、マットを固定せず使用するとマットがたわんだり、折れ曲がってアクセルペダル開閉の妨げとなる可能性もある。このため、車両に適したフロアマットを確実に固定して使用することをユーザーに注意喚起する。

また、今回の改善措置とは別に、米国のレクサス『ES350』、『IS250』『IS350』、トヨタの『カムリ』『アバロン』のユーザーには、アクセルペダルとブレーキペダルが同時に踏まれた場合にアクセルが緩む機能を追加することを決定した。

このアクセルが緩む機能については、米国での導入で先行、今後販売する他車両についても、モデルチェンジや車両改良の時期にグローバルで導入する。

《レスポンス編集部》

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