ジャパンエナジーは26日、パラフィン系潜熱蓄熱材「エコジュール」を自動車部品製造会社である愛三工業に納入を開始したと発表した。ジャパンエナジーが供給するエコジュールは、愛三工業が生産するキャニスターに使用され、このキャニスターはトヨタ自動車の新型『プリウス』北米仕様に搭載される。
キャニスターは、活性炭を用いて燃料タンク内で発生するガソリン蒸気の大気放出を抑制する環境対策用の自動車部品で、エコジュールは、活性炭の温度を一定に保持する部分に使用される。
エコジュールは、3〜30度の生活温度領域の温度で蓄熱できる潜熱蓄熱材で蓄熱量が大きく、安定した性能を長期間保持できる。
ジャパンエナジーでは、エコジュールを用いたキャニスターが環境対策に有効なため、今後、さまざまな車種へ採用が期待されるとしている。