第41回東京モーターショーにトヨタ自動車が出品する『FT-EV II』。インテリアについて、デザイン本部東京デザイン部デザインクリエイトグループ長、梶野泰生さんは、「エクステリア同様、EVのメリットを最大限活かし、圧倒的な足元スペースを確保しました」という。
床下にバッテリーユニットが配置されるためそのようなレイアウトが可能となったのである。
「ユニットなどは最小限の単位にしようという考え方で、ミニマイズ化したインパネは会場でも見てもらいたい」
そういったアイディア以外にも、非常に面白い素材がシートに盛り込まれている。「このシートは新素材を使用しています。これは、最近ではクッションやベッドの中に入っているもので、体圧分散式のジェル素材です。人間工学的にも非常に良いとされていて、これをクルマのシートに使えないかということでやってみました」。
また、「この表皮パターン(模様)に関して、体圧分散ということで三角形のパターンが、ちょうど人の肩やランバー、お尻のあたりの体圧分布がうまくいくように出来ているのです」と、人間工学的に色々考えながら作成したものだという。