【東京モーターショー09】トヨタ FT-86、2011年に向けて

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トヨタ自動車は第41回東京モーターショーに『FT-86 Concept』を出品する。このモデルは、1980年代に生産された『カローラレビン』、『スプリンタートレノ』(通称型式名「AE-86」)をモチーフとしたコンセプトモデルである。

AE-86のボディ形状は3ドアのリアゲートを持つタイプと2ドアの3BOXタイプの2種類であった。今回のコンセプトカーは3ドアでリアゲートを持つ。「明確な3BOXではないのは空力を重視したためです」とデザイン本部グローバルデザイン統括部主任、松岡智仁さんはいう。「まだコンセプト段階なので、フォルムについてはシルエットを含め色々検討しています」。

市販化に関しては、「新聞などでいわれている再来年発売とかでは、まだまだ(ボディスタイルは)変わる可能性は大いにあります。この形は今回の東京モーターショーに向けてトライしたものです」という。

そのデザインは、「よくありがちな意匠や、デザインのためのデザインではなく、例えばフェンダーでも、必要な立体がシンプルに組み合わさっているデザインにしています。最小限の機能美、筋肉質な表情をを持たせたのです」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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