トヨタ自動車は第41回東京モーターショーに『FT-86 Concept』を出品する。このモデルは、1980年代に生産された『カローラレビン』、『スプリンタートレノ』(通称型式名「AE-86」)をモチーフとしたコンセプトモデルである。
AE-86のボディ形状は3ドアのリアゲートを持つタイプと2ドアの3BOXタイプの2種類であった。今回のコンセプトカーは3ドアでリアゲートを持つ。「明確な3BOXではないのは空力を重視したためです」とデザイン本部グローバルデザイン統括部主任、松岡智仁さんはいう。「まだコンセプト段階なので、フォルムについてはシルエットを含め色々検討しています」。
市販化に関しては、「新聞などでいわれている再来年発売とかでは、まだまだ(ボディスタイルは)変わる可能性は大いにあります。この形は今回の東京モーターショーに向けてトライしたものです」という。
そのデザインは、「よくありがちな意匠や、デザインのためのデザインではなく、例えばフェンダーでも、必要な立体がシンプルに組み合わさっているデザインにしています。最小限の機能美、筋肉質な表情をを持たせたのです」と語った。