【フランクフルトモーターショー09】これが未来の2CV!? シトロエン レヴォルテ

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シトロエンは15日、コンセプトカー『レヴォルテ』(REVOLTe)を発表した。『2CV』の再来と噂されていたモデルで、個性的なフォルムに環境に優しいハイブリッドシステムを搭載する。

レヴォルテはシトロエンの名車として有名な『2CV』(1948 - 90年)のモチーフを取り入れながら、未来の小型高級車を提案したコンセプトカー。大きく張り出したホイールアーチ、ルーフからつながる彫りの深いサイドラインなどに、その特徴が見て取れる。

ボディサイズは全長3680×全幅1730×全高1350mm。シトロエンが今回のフランクフルトでワールドプレミアした新型車の『DS3』(全長3950×全幅1710×全高1460mm)と比較すると、全幅を除いてひと回り小さなボディを持つ。リアドアは逆ヒンジで開き、乗降性を引き上げている。

室内はフロント1、リア2の3シーターレイアウト。ブラックレザーにビロードやアルミを組み合わせ、クラシカルな中に新しさを表現している。後席はラウンジソファのようなデザインで、運転席と反対側に座れば、大きく足を伸ばせる開放的な空間が広がる。このスペースには、専用のチャイルドシートも装着可能。インパネはステアリングホイールの形状や、中央のタッチスクリーンモニターのデザインが斬新だ。

パワートレインは、ハイブリッドシステムとだけ公表。その詳細は不明だが、EV走行モードを持ち、外部電源からの充電が可能だという。ルーフにはソーラーパネルを装備し、バッテリーの充電をサポートする。

レヴォルテがこのまま市販されることはないだろうが、シトロエンが2CVをブランドのアイコンとして活用しようとしているのは事実。近い将来、2CVの復活は現実のものとなるかもしれない。

《森脇稔》

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