トヨタ自動車は10日、新型『プリウス』をベースにしたプラグインハイブリッド車(PHV)のコンセプトモデル『PRIUS PLUG-IN HYBRID Concept』をフランクフルトモーターショーショーに出展すると発表した。
このコンセプトは、同社が今年末から日米欧で合計500台の実証試験を行うモデルとなる。旧型プリウスをベースにした従来の実験モデルではニッケル水素電池を搭載していたが、この新モデルからはリチウムイオン電池に切り替えた。
フル充電時のEV(電気自動車)走行は20km(ECモード)を目標にしている。新型プリウスのEV走行は最大2kmだが、その10倍に伸びる。モーターやエンジンはプリウスと同じものを搭載している。
家庭での充電時間は100Vで約180分、200Vで約100分。また走行時のCO2(二酸化炭素)排出は1km当たり60グラム以下(ECモード)を目標としている。