【新聞ウォッチ】お盆の高速道路「ETC割引」効果で渋滞も倍増

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年8月18日付

●衆院選きょう公示、「責任」か「変革」か 立候補1300人超(読売・1面)

●NUMMI来春閉鎖へ、トヨタ(読売・8面)

●GDP回復、財政出動で「底上げ」年末に息切れ懸念も(読売・9面)

●ETC割引効果交通量14%増、お盆の高速道路(読売・37面)

●愛らしい丸み「ミラココア」(朝日・13面)

●クライスラー「500」メキシコで生産計画(毎日・7面)

●三菱自水島の人員増強、輸出復調非正規含め数百人(毎日・7面)

●エコカー減税率、75%対象車拡充、トヨタ、ベルタ発売(産経・11面)

●38万円の自動車、GMが生産検討、米紙報道(日経・9面)

●ロシア自動車、苦境鮮明(日経・9面)

●日産本社、きょう業務開始、経済効果、高まる期待、横浜MM21(日経・35面)

ひとくちコメント

お盆期間(6 - 16日)の高速道路の混雑状況が明らかになった。高速道路各社が発表したもので、きょうの各紙が取り上げている。

それによると、ETC搭載車の「1000円」割引が平日にも拡大されたとあって、「10km以上の渋滞は498回(前年303回)と6割も増え、30km以上の激しい渋滞も54回(同23回)と2倍以上になったそうだ。最も長かった渋滞は、13日未明の東北道下りの矢板北パーキングエリア(栃木)付近の69km。全国の1日平均交通量は前年に比べ14%増。ETC割引の効果が鮮明になった。

ただし、駿河湾を震源とする大きな地震の影響で、一部区間が通行止めとなった東名高速は前年より平均25%減、渋滞も4割減少。とばっちりを受けたのが静岡周辺の観光地やアウトレット。「通行止めが長引いたことで客足が減り、伊豆観光のキャンセルが相次いだことも響いた」(読売)としている。

それにしても、夜を徹しての修復工事には目を見張るものがあった。被害の大きさから途中計画の変更があったものの、発生から4日余りで完了。16日のUターンラッシュのピークに間に合った。突貫工事の光景は急ピッチで進める中国の道路建設を彷彿とさせた。

《福田俊之》

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