フォルクスワーゲンオブアメリカは8日、『ティグアン』がNHTSA(米国運輸省道路交通安全局)の衝突試験において、最高評価の5つ星を獲得したことを明らかにした。
NHTSAの衝突テストは、前面衝突が56km/h、側面衝突が62km/hで実施。また、SUVやピックアップトラックなど、重心の高い車種については、横転テストも行われる。そして、ダミー人形が受けた傷害値に応じて、1 ‐ 5段階で安全性を評価。最も衝突安全性が高いモデルには、5つ星が与えられる。
米国仕様のティグアンは、2.0リットル直4ターボの「TSI」を搭載。他のフォルクスワーゲンの2009年モデルと同様、ESPを標準装備している。
フォルクスワーゲンオブアメリカのマーク・バーンズCOOは、「フォルクスワーゲンは最も安全な車を生産するメーカーのひとつと認められた。万一の事故の際、乗員への傷害は最小限に食い止められる」と語っている。
フォルクスワーゲンオブアメリカは、ティグアンを含む2009年モデル全車に、「ケアフリーメンテナンスプログラム」を導入。無料で定期点検が受けられ、3年間、3万マイル(約5万8000km)の保証が適用される。
ティグアンは2007年9月、欧州の「ユーロNCAP」でも最高評価の5つ星を獲得。欧米で高い衝突安全性が実証されたことになる。