フォードは18日、11月3 - 6にラスベガスで開催されるSEMAショーの公式自動車メーカーに指定されたと発表した。同ショーは世界3大チューニングカーショーのひとつとして認知されている。
SEMAとはスペシャル・エクイップメント・マニュファクチャラー・アソシエーションの略だ。世界中から多くのチューニングメーカーや部品メーカーが参加。日本の「オートサロン」、ドイツの「エッセンモーターショー」と並んで、世界3大チューニングカーショーに位置づけられている。
SEMAショーは集客効果が高いことから、最近では複数の自動車メーカーがブースを構えており、フォードも長年、SEMAショーに出展してきた経緯がある。昨年のSEMAでは、『マスタング』のドラッグレース仕様、『コブラジェット』を発表している。
今年は公式自動車メーカーに指定されたことから、フォードの展示には例年以上に力が入りそう。フォード/リンカーン/マーキュリーの各ブランドのマーケティングを統括するジョン・フェリス氏は、「公式メーカーに指名されたのは光栄。SEMAショーは、我々の商品のカスタム手法をPRする絶好の機会」と意欲的だ。
SEMAのクリストファー・カースティング代表は、「2009年のSEMAショーは、例年以上に新しい取り組みを実施。順次その内容を公表していきます」とコメント。GMとクライスラーの経営破たんという衝撃の余波が残る米国自動車産業において、チューニング界の盛り上げを図っていく方針だ。