気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。2009年6月12日付●新アクセラ発売/マツダのHV2010年代前半に(読売・10面)●新クライスラー円満融合なるか、「世紀の合併」失敗教訓、新CEO実績を強調、(朝日・12面) ●聞きたい:三菱自動車・益子修社長、EV軸に業界リード(毎日・7面)●「景気底打ち」マネー回帰 東証一時1万円回復(産経・1面)●ホンダ、エコカー効果で国内販売上積み本年度見通し、8年ぶり前年比増(東京・1面)●GM国有化批判相次ぐ、米上院で公聴会(日経・7面)ひとくちコメント「Hondaが、レースを始めます。」そんなキャッチコピーの全面広告がきょうの読売、朝日、毎日の3紙に掲載されている。昨年末、ホンダはF1レースからの完全撤退を決めたばかり。それが「半年もしないで“再開”とは? やはりレース好きの会社なんだ」と早とちりしてしまうほどだが、実はこの広告によると、「競うのはスピードでなく燃費。場所はサーキットでなく普通の道。開催日は1日でなく毎日。ドライバーは、限られたレーザーでなく、日本中のみんな」という。新型ハイブリッドカー『インサイト』に搭載されたエコアシスト(エコロジカル・ドライブ・アシスト・システム)と、インターナビ・プレミアムクラブのサービスを活用し、エコ運転技術の向上を競う「エコグランプリ」を、6月12日からウェブサイト上で開始するという告知広告なのだそうだ。今回開始する「エコグランプリ」では、従来の個人燃費ランキングに加え、県別燃費ランキングを見られるようにするとともに、インサイト開発者がエコ運転のコツやエコアシストの機能を紹介する動画「エコドラの風」も公開するという。自動車メーカーの中にはスピードを競うレースに自ら参戦する経営トップもいるが、ホンダが提唱する走る歓びが「スピード」でなく「燃費」というのも時代の趨勢か?