気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2009年4月2日付
●日銀短観景況感最悪、頼みの製造業急落(読売・3面)
●GM広がる破綻論、米メディア報道、「交渉優位に」思惑も(読売・8面)
●危機克服試練の春、「総力結集を」「中長期的には回復」各社のトップ入社式で訴え(朝日・10面)
●国内新車販売15%減、下げ最大、ピークの半分、08年度(朝日・11面)
●ホンダ北米工場5月以降も減産(朝日・11面)
●ダイハツ、計5000万円支払い、サービス残業、是正勧告受け(朝日・31面)
●新車販売低迷、想定外に業界悲鳴「一段と冷え込み」懸念も(毎日・8面)
●三菱化学、“次世代”自転車開発(産経・11面)
●富士重が減産緩和、7月には4割→2割(産経・12面)
●夏の賞与40万円割れ、野村研究所推計、90年以降では初(東京・3面)
●「ETC助成100万台後も」国交相、財団に継続要請(東京・3面)
●海外子会社の配当課税撤廃、トヨタやソニーに一時利益(日経・1面)
●新日鉄、9年ぶり一時帰休、自動車向け需要低迷(日経・11面)
●21万円車に興味津々、インドで「ナノ」発売、タタ(日経・11面)
ひとくちコメント
新年度がスタート。多くの企業や官公庁でも新人を迎えて、入社式や辞令交付式が行われた。1日付の夕刊に続き、きょうの各紙もトヨタ自動車の渡辺捷昭社長ら企業トップが訴えた訓示の内容を取り上げている。
それによると、経済情勢の悪化を受け、「この嵐を生き抜き、強固で身軽な体質に変革しなければならない」(ソニー・ストリンガー会長兼社長兼CEO)などと、業績立て直しの決意を訴えるメッセージが相次いだという。
また、「中長期的には世界経済は成長に転じ、鉄鋼需要は間違いなく回復する」(新日鉄・宗岡正二社長)のように、「厳しい経営環境が続くなかで、回復の兆しに触れる企業もあった」(朝日)としている。ちなみに、新日鉄では、経営環境の悪化で9年ぶりに全国5か所の生産拠点で一時帰休を実施することを発表している。